今回は日本で3年ほど鉄道会社に勤務された後、現在韓国で金融系の会社に勤められているりんかさんにお話うかがいました。
韓国就職のリアルについて気になる方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
▶ゲスト紹介
名前:りんかさん
勤務企業:金融会社、海外事業部
▶就活の流れ
日本の鉄道会社で経理として3年ほど勤務後辞職し、韓国の語学堂に6か月間通ったのち韓国企業に入社。
2022年6月 就活開始(語学堂に通いながら就活スタート)
2022年7月 採用が決まる(5社エントリー)
2022年9月 入社
▶就活中
Q.韓国で就職した理由を教えてください。
A.せっかく韓国語を勉強したので、韓国語を生かしたかったからです。また、韓国の雰囲気が自分と合うと思ったからです。
Q.就職前にやっておいてよかったことはありますか?
A.ビザ関係で、関連の業務・専攻が大事なので、大学で今の職種と関連した専攻で勉強していたのがよかったかなと思います。
Q.会社を選ぶ上で一番重要視していたことは何ですか?
A.一番は、自分が今まで勉強したこと&経験したことと関連があるかどうかです。
また日本にいたときは大手のどちらかというと古くて保守的な会社で働いていたので、韓国では新しいビジネスをしているベンチャー会社で働きたいと思い、そういった点も重視していました。
Q.今の会社を選んだ理由は何ですか?
A.前の質問と被ってしまうのですが、自分が今まで勉強したこと&経験したことと関連があったからと、この会社で働くことで成長できると思ったからです。
Q.採用フローについて教えてください。
A.書類選考→面接(対面)→採用
Q.選考時に会社が見ているポイントはどのような部分だと思いますか?
A.一番はやはり韓国語のレベルだと思います。また、与えられた仕事以上のことを出来るか、そして自発的に行動できる人かどうかも見ているかなと思います。
Q.日本に比べて即戦力採用というイメージがありますが業種未経験でもエントリー可能でしたか?
A.私自身今やっている仕事のほとんどは未経験だったので、業種未経験でもエントリー可能だと思います。今の会社の話になるのですが、韓国の人の採用でも、未経験の方を採用することがあるのでやはり可能だと思います。
Q.学部の専攻は選考に関係ありましたか?
A.大学の専攻は、会社での選考でというよりビザに関係があるかなと思います。やはりビザに関しては韓国就職で一番大事な部分になるかなと思うので、私は事前にビザに関して調べておいて、面接でも「こんな条件がありますが問題ありませんか?」と自分で確認しました。
▶入社後
Q.就職時のビザについて教えてください。
A.語学堂に通っていたころはD4→入社後にE7に切り替えました。
Q.韓国で働いてみてよかった点、大変だった点は何ですか?
A.よかった点は日本より意思決定が速く、あまり上下関係が厳しくないところで、大変な点は韓国は資格などもっている人が多い人が多いので、そのレベルになれるように頑張る必要があったり、何をするにも自発的に行動しなくてはいけないところです。
Q.就職時の韓国語能力レベルを教えてください。
A.就職時の韓国語のレベルはTOPIK6級で、韓国語でのコミュニケーションに問題ないレベルでした。
Q.仕事上で韓国語はどのくらい使いますか?韓国語での業務経験が無くても大丈夫でしたか?
A.韓国語と日本語はだいたい5:5くらいの比率で使用しています。
Q.韓国語での業務経験が無くても大丈夫でしたか?
A.今の会社に入社するまでは韓国語での業務経験がなかったのでもちろん最初は手探りだったのですが、徐々に出来るようになっていきました。なので、最初は少し大変かもしれないですがいつかは出来るようになるので、韓国語での業務経験が無くても大丈夫だと思います。
Q.仕事をしていく時において求められる態度や仕事スタイルはありますか?
A.どこの国でも共有のことだとは思うのですが、楽しんでやることで結果がついてくると思うので、仕事を楽しむ態度が大事だと思います。また、常に主体的に動くことを求められます。
Q.日本の働き方との違いはどんなところだと思いますか?
A.自分の仕事を終わらせられれば基本自由だったり、定時に帰りやすい雰囲気なのは日本と違う部分かなと思います。
Q.英語の資格等も取得しておいたほうが有利でしょうか?
A.今私は業務上で英語を使うことはありませんが、英語の資格があったり話せたりすると有利だと思います。実際に英語が話せるかどうか面接でも聞かれました。
▶会社について
Q.今の会社は日系、韓国系、外資系のどれですか?
A.金融系の韓国の企業です。
Q.どの部署のどのポジション、業務内容について教えてください。
A.海外事業部に所属していて、企画と日本市場の調査、軽い経理の仕事などをメインでやっています。
Q.韓国人・日本人率はどのくらいですか?
A.日本人はで2人、残りは全員韓国人です。
Q.福利厚生について教えてください。
A.祝日がある際は、サンドイッチ休暇を使えたり、食事代・交通費の支援がしっかりしています。
▶メッセージ
もし韓国でやりたい仕事が明確にある場合には、その業務の経験を積んでおくことが大事だと思います。選考でも経歴があるかをみられますし、ビザが下りるかどうかにも業務経験の有無は関係してきます。また、やはり面接でも業務もする上でも韓国語は必須になってくるので、自分の意志を伝えられるくらいの韓国語レベルにしておくも大事だと思います。
最後に、海外の就活・生活はもちろん不安だと思いますが、困ったときには意外とまわりが助けてくれたりするのであまり心配しすぎずに、ぜひ一度チャレンジしてみてください!
今回は韓国での就職活動や現在勤めている韓国の金融会社について、実際に韓国で就職したりんかさんのご経験をもとにお話していただきました。
やはり韓国での就職は簡単ではありませんね…!
でもしっかりと準備すれば不可能ではありません。
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