
多様な価値観やスキルを取り入れるために、国際人材を積極的に採用する企業が増えている中、日本と地理的・文化的に近い韓国人材は、語学力や柔軟な適応力、そしてチームワークを大切にする姿勢などから、職場に良い影響をもたらす存在として注目されています。実際に、韓国人を採用したことにより社内のコミュニケーションが活性化したり、国際的な業務への対応力が高まったという声も多く聞かれます。今回は、KORECで実際に採用をされた企業様とのインタビューを元に、韓国人材の特徴や強みに触れながら韓国人人材採用の魅力について紹介します。
外国人採用が社内へもたらすメリット

出典:beyond global Japan株式会社
参考文献:外国人材の採用効果:人手不足解消、社内グローバル化、優秀人材確保の他、チームワークやイノベーションの向上、明るい社内雰囲気にも貢献!
beyond global Japan株式会社が2024年9月に行なった外国人材と共に働く日本人意識調査の結果によると、外国人材と一緒に働くことで「優秀な人材の確保」や「職場のチームワークが高まった」、「新たな商品開発への貢献、イノベーションの創出」などといったプラスの影響があったと回答しました。人材の多国籍化により、「多言語化による対応力の強化」や「海外市場への営業・マーケティング強化」のような海外向けのプラスの面はもちろんありますが、社内の雰囲気や多様性への理解がさらに深まっているようです。
また、一緒に働いている外国人材の優秀だと思うポイントとしては、「語学力」が最も評価されており、次いで「グローバルな視野」「学習意欲・向上心」「チャレンジ精神」「前向きな姿勢」といった回答が多く見られました。語学力や国際的な視点に加え、自ら学び挑戦しようとする姿勢が高く評価されていることから、外国人材はビジネス面だけでなく、組織全体の成長にも貢献する存在と考えても良いかもしれません。
韓国人材の特徴
韓国人材は、他の国の人材とは異なるかたちで、職場に良い影響を与える場面があるようです。
向上心が強く、成果を重んじる国民性
韓国では教育への意識が高く、幼い頃から競争を通じて成長を目指す環境が整っているようです。社会全体に成果を重視する傾向があり、職場においても結果を出すことが高く評価される文化が根付いております。
早期から語学に触れる国際感覚
韓国では高校から第二外国語を学ぶことが一般的とされており、語学学習への関心が高い傾向にあります。英語に加えて日本語を習得している方も多く、国際業務に対応できる語学力を備えている場合が多いようです。
人との絆を重んじる温かい気質
ご家族や友人とのつながりを大切にする文化があり、情に厚い方が多いと言われております。職場でも信頼関係やチームワークを重視する傾向が見られ、協調性を活かして組織に貢献される場面が多く見受けられます。
日本との親和性が高く適応力がある
韓国は日本と地理的に近く、歴史や文化に共通点も多く見られます。価値観やビジネスマナーに類似性があるため、日本の職場環境にもスムーズに適応される方が多い傾向があります。
KORECを通じて韓国人材を採用された企業様のコメント

KOREC事例紹介①:チームに刺激を与える
韓国人の貪欲に仕事に励む姿は、日本人の同期やチーム全体に対してプラスの刺激を与えてくれる存在です。
韓国人人材が自ら課題を見つけ、積極的に取り組む姿勢や、スピード感をもって業務を進める様子は、日本人社員にとっても「自分も挑戦してみよう」という前向きな意識を促しているようです。その姿は、既存の社員にも良い刺激となり、チーム全体の業務がより活性化されるきっかけになるのではないでしょうか。
KOREC事例紹介②:社内のコミュニケーションに新しい風を吹き込む
【韓国人材の採用企業インタビュー】株式会社Ubicomホールディングス様
社内の雰囲気はどうしても中途採用が多いため、個々の仕事の進め方が優先であるような雰囲気だったところに、クムさんように何事も積極的に取り組む姿勢に刺激を受け、横のつながりがこれまでよりも強固になったように感じています。
中途採用が多い職場では、個々の経験やスタイルが優先されがちで、チームとしての一体感を築くのが難しい場合もあります。そんな中で、クムさんのように積極的に周囲と関わりながら仕事に取り組む方の存在は、チームの空気を変える大きなきっかけとなります。結果として自然な連携が生まれ、横のつながりが強まり、今後のチーム力強化にもつながる大きな変化をもたらしていると考えられます。
KOREC事例紹介③:自発的に行動し、積極的に発言する
いわゆる指示待ちではなく、自発的に動く能力がとても高いですね。臆せず周りの人間に質問をし、自分の気持ちをきちんと伝えている場面を多くみます。
韓国人人材に多く見られる、自発的に行動し、必要な場面では遠慮せず周囲に質問する姿勢は、業務の効率を高めるだけでなく、職場全体に前向きな雰囲気をもたらしているようです。また、自身の考えや気持ちをしっかり伝える力は、信頼関係の構築や円滑なチーム連携にも貢献しており、社員の間に「外国人だから」という壁を感じさせない環境づくりにもつながっています。
KOREC事例紹介④:異なる価値観があるからこそ、切磋琢磨し合える
日本語を話せる学生ばかりなので言葉の心配もありませんし、日本とは違う価値観を持った社員を採用することで互いに切磋琢磨し、向上し合えるのも魅力ですね。
異なる価値観や文化的背景を持つ人材が加わることで、固定観念にとらわれない発想や多角的な視点が生まれるようです。こうした多様性のある環境は、社員同士がお互いに刺激を受けながら成長できる場となり、組織全体の活性化や柔軟な対応力の向上にもつながると考えられます。
まとめ
韓国人人材は、技術的な即戦力や堪能な語学力に加え、職場に良い刺激や変化をもたらす存在としても注目されています。積極的に学び、周囲と関わろうとする姿勢が、チーム全体の活性化やコミュニケーションの改善につながったという声も多く、単なる戦力以上の価値を企業にもたらしています。また、多様な文化背景を持つことで新しい視点や発想が生まれ、組織の柔軟性や競争力の向上にも寄与しています。今後の人材確保の手段として、韓国人人材の採用をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。